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東西線沿線・木場・東陽町のQOL向上　体質改善美容

 

私的なお知らせとなりますが、

先日、私の敬愛する祖父が亡くなりました。

 

私の大好きな祖父の話を聞いてやってください。

 

春のお彼岸、

春分（や秋分）の日を挟んで前後３日間、計７日間をお彼岸と言います。

秋分の日が「祖先を敬い、亡くなった人を忍ぶ日」に対し

春分の日は「自然をたたえ、生き物を慈しむ日」だそうです。

畑の作物をつくり花や植物を愛した祖父は、

お彼岸の入りの日の朝に

突然、前触れもなく

此岸を離れてしまいました。

 

88歳でした。

 

この数年は風邪を引くことすらなく

元気に過ごしていましたが、

祖母からもらった風邪をこじらせ気管支炎になってしまったので

数週間近くの病院へ入院しておりました。

経過は良好で、家族は退院の準備をしておりましたが

退院当日の朝に

早朝には元気に看護師と話していたにも関わらず

その１時間後には亡くなっていたそうです。

 

その朝、

私は弟からの電話で目覚め

同時にその事実を知らされることとなりました。

私は元々、翌日から群馬へ帰るスケジュールだったので、

まさかその前日に祖父が会えない人になるだなんて

とても信じられないような出来事でした。

死因は心不全とのことでした。

 

 

祖父は

私にとって祖父は、「世界で一番のいい男」でした。

 

私の祖母は駄菓子屋（というより万屋）を営んでいましたが、

今から50数年前、

二人目の出産を終えたばかりの祖母は突然に

「あたしは店をやるっ！！」と、家で商売を始めたそうです。

優しい祖父は

仕事と育児を両立する妻を支えるために

自分の職場を辞め、通勤しやすい距離の勤め先へ転職し

家事や育児を手伝いながら仕事へ行き

定年退職後も

生涯に渡って、

祖母を包み込むように尽くしてくれた夫でした。

 

他にも

祖父の信念の強さや愛情は

私達孫に語り継がれるほどエピソードがあったので、

あの時代に（今の時代にも）本当に珍しいほどの優しい・たくましい夫であり、

私と従姉妹は

「おじいちゃんほどの男はいないよ！」と

いつも話していました。

 

 

私には1歳半離れた弟がいて

母親は弟に手がかかるため、幼い私はいつも祖父と一緒でした。

祖父と一緒に

庭の盆栽にホースでシャワーするのが大好きでした。

 

”嗅覚が警察犬”と言われる私ですが、

私に最初に土や苔や水の匂いを教えてくれたのは祖父でした。

 

大人になっても

祖父はまったく『おじいさんっぽい』事を言わないのです。

「人生死ぬまで修行だ」といい、

畑仕事をやめるまで毎年毎年土を改良し、

色々な作物にチャレンジしていました。

また

多くを語らず、黙って理解を示してくれる人であったので

私がこの世界の誰よりも信頼している大切な人でした。

 

せめて、

併業している学生生活を終えていたら

もっと、田舎にいる祖父に会う事も出来たのにと思いましたが、

亡くなってしまったことは仕方がないので

私は

彼の孫という事を誇りに、これからも頑張ります。

 

葬儀は、春分の日でした。

夜は大きな満月でした。

自然を愛した祖父を見送る、穏やかな光でした。

 

 

写真は１歳2ヵ月頃の私と

51歳の時の祖父です＾＾

今でもよく覚えています。

弟が生まれ出てくるまでは、母も祖父も私が独り占めでした。

私は乳幼児の頃からの記憶が比較的鮮明なので

思い出の数が多く、その点はラッキーかもしれません☆

 

 

この祖父があって

今の岩井由美があります。

私が祖父からもらった、形の無い宝物を

これからも多くの方々にお裾分けしていけたらと思います。

 

 

 

おじいちゃん

私をたくさん愛してくれてありがとう。

おじいちゃんから、たくさんの事を学んだよ。

本当に、ありがとうございました。

ゆっくり休んでね。